INTERVIEW社員紹介

生産者と、消費者を繋げる仕事。
販売戦略のスペシャリスト、バイヤーとは?

商品部 バイヤー

高橋さん2013年入社

岩手県大釜店に勤務した後、2014年11月に商品部のバイヤーアシスタントを担当。2016年から商品開発部に異動し、プライベートブランドである自社商品の企画開発に携わる。2022年からは商品部へ戻り、バイヤーを務めている。
※所属は2024年3月現在

薬王堂があれば、なんでも揃う。
生活を支える品揃え。

東北の人たちの味方でありたい――。こう掲げる薬王堂でバイヤーを務めている私が、商品を選ぶうえで大切にしていること。それは、お客様の需要に合わせた品揃え。薬王堂は、地域の人にとって重要な生活拠点に近い店舗も多いため、「薬王堂があれば生活に必要なものが揃う」というお客様のご期待に応えるようにしています。バイヤーの仕事は、そうした方針を踏まえ、市場調査から、商品の選定、取引先様との仕入れ交渉や価格決定、売場の棚割りの作成、販売計画と多岐にわたります。扱う品も、医薬品から日用品、化粧品、食品に至るまで、さまざま。そのため、各バイヤーは医薬品やトイレタリーなど自身の専門カテゴリーを担当し、バイヤーとしての経験を積みます。約10年前に入社し、2022年から商品部へ異動してきた私は、ヘアケアやオーラルケア、ボディソープなどのトイレタリーを担当した後、現在はメイク用品やスキンケア用品などを扱う化粧品バイヤーとして働いています。商品数が多く、トレンドによって売れ行きが日々変化する化粧品――このため普段からSNSなどを通して、情報をキャッチするようにしています。一見すると、変化が激しく大変だと思われるかもしれませんが、もともと新しいものに敏感なタイプ。大学時代にアルバイトをしていたコンビニエンスストアでは、新商品が発売されるのをいつも楽しみにしていました。

つくり手の想いを受け取って。売れる商品を一緒につくる。

バイヤーの醍醐味は、商品の販売戦略や計画を練って成功したときと、市場に出る前に取引先様から新商品の情報をいただけること。なぜこの商品をつくったのか、商品に対するこだわりを知ると、「この商品を売れるようにするにはどうしたらよいだろう」と考えてしまいます。けれど、次々と新しい商品が登場するなかで、店頭に並べられる商品は限られています。どの商品をどれくらい仕入れるかは、最も悩むところ。そこで、価格設定やチラシ掲載、お得なキャンペーンなど、お客様に買っていただくための施策を取引先様と交渉します。そうして選定された商品ですが、どこに陳列するかを決めるのもバイヤーの腕の見せ所。たくさん売れそうな商品は、多くの在庫を確保しなければならないため、奥行きのある最下段に。一方、新商品やトレンド品は上段に配置し、品揃えを充実させるようにしています。商品の配置で売れ方が変わってくるため、慎重に。商品分類ごとに陳列して、似たような商品は近くに、価格もできるだけ揃えて、お客様が見たときにわかりやすい工夫をしています。シンプルでわかりやすい売場は、薬王堂ならではのこだわりです。

お客様の目線に立ち返る。商品開発部に在籍し培ってきた消費者意識。

商品の販売戦略を練るとき意識しているのが、「一般のお客様だったらどうだろうか」とお客様の目線に立ち返ること。迷ったときには同僚の意見を聞いて、「自分がすべてではない」と自分に言い聞かせています。また、地域によって商品の売れ方が違うことも。ときに現場スタッフにヒアリングした意見を取り入れたりもします。そうした消費者意識を日頃から養うために、自社のみならず他社の店舗に足を運ぶことも大切にしています。他社の価格はどうか、売場は、品揃えは? どの商品にどんな理由で販売に力を入れているのか、意図をつかむようにしています。また、バイヤーを務める以前は、商品開発部で自社のプライベートブランドの開発を担当していましたが、その経験も役立っていると感じます。商品を作るうえで他社の商品を研究したり、機能に付加価値を付けたり、パッケージの文字や色を工夫したり、自然と消費者目線が身に付いたように思います。入社以来、商品に関わる仕事を多く担当してきましたが、新しいことをやるたびに、新たな発見があります。そんなワクワク感を忘れず、これからも新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思います。

ある1日の流れDAIRY schedule

8:30

出社

9:00

デスクワーク

10:00

取引先様と商談

12:00

休憩

13:00

社内打ち合わせ

17:00

デスクワーク

17:30

退社